走れ!ゴールはもう少しだ!

中学二年生の時、八ヶ岳へ林間学校で行った。

何泊だったかは忘れたが、みんなと行く林間学校は楽しみだった。

バスを連ねて八ヶ岳へと出発し、定時に宿泊するホテルへ到着した。

大体どの学校でもやるであろう、キャンプファイヤーやその他のカリキュラムをこなしていく。

山登りや自然散策などいろいろあった。

楽しい時間はあっという間に終わり、帰途に着く。

バスに乗り、学校へ向かってバスは進んでいった。

途中、トイレ休憩でお土産屋により、余り時間もないため、バスに戻った。

「ん?!、、、、バスは????」

どこを見ても自分達のバスがない。

それどころか、他のクラスのバスもない。

驚きどこではない、ただ呆気にとられていた。

幸い、引率の先生も1人だけ居たため、何やら公衆電話で電話をかけて戻ってきた。

どうやらバスは次のお土産屋で待ってくれることになった(当たり前だが)。

時間もおしてるため、皆急いで次のお土産屋へ向かう。

初めはゆっくりだったが、自分は結構足が速いことや運動神経が良いことや、サッカーやバドミントンで鍛えて体力があったことや、競うことはきらいでは無かったため、ここでそれが出てしまう。

一気にペースを上げて、走り出した。

ぐんぐん走っていく。

先頭集団は余り居なかったが、次のお土産屋までどのくらいの距離があるかなど全く分からないため、徐々に先頭集団の人数が減っていく。

そして遂に自分1人となった。

それでも早くバスに追いつきたいため、ひたすら走り続けた。

もはや1人マラソン大会。

山あいの道なのでアップダウンもあったが、もう後ろを見ても殆ど誰も見えない。

そうして30分ほど走ると、遂にバスが見えてきた。

最後はペースを上げて、1位でゴール。

八ヶ岳マラソン大会に優勝した。

バスに乗り込みクラスメイトとしばしマラソン大会のことを話していた。

しばらくして、全員揃い、バスは再び学校へ向け走り出した。

ところが山の天気は変わりやすいのか、バスの無線から行きに来た道が土砂崩れを起こし、通れなくなったことが分かった。

致し方ないので、バスは当初予定していたコースとは違うコースを迂回することになり、到着時間が大幅に遅れることが判明した。

はしゃいでいたクラスの皆も次第に寝てしまった。

記憶にあるのは、迂回して通ったのは碓氷峠。

通常より結構時間をロスしており、更に八ヶ岳マラソン大会もあったことから、更に時間がかかっていた。

結局バスが学校に到着したのは夜の8時頃。

到着して、学校の体育館に待っていたのは、生徒の父母達。体育館に入ると皆拍手で出迎えられた。

自分の親も相当心配していたようだった。

こうして林間学校の思い出と共に刻まれた、八ヶ岳マラソン大会。

友人と話していて思い出した思い出だ。