このタイトルを見て、既に観た方もいると思うが、2023年のWBCで世界一となった、野球の侍ジャパンのドキュメンタリー映画のタイトルである。
全てがリアルの、華かに見える表舞台の、裏側にある舞台をも記録した凄まじい映画である。
1年4ヶ月前から選手選考から始まり、その後の日本の球団との試合を含めて、世界一になるまでを記録してある。
栗山監督は就任時から、世界一を取ると決め、『宝を預かり、壊さないようにやっていくのが難しい』旨を語る。
途中怪我で離脱する選手もいる中で、勝つことだけに執念を燃やし、命を懸けて戦って行く。
全選手やコーチ陣が初めて揃った全体ミーティングで、栗山監督は語る『このチームが日本代表ではなくて、皆が日本代表です。年齢が上とか若いとか関係なく、1人1人がチーム全体を引っ張って欲しい。その意味で、キャプテンおきません。勝ち切るのはみんななので、みんなの力が出れば、僕は必ず世界一になると信じ続けて戦い続けます。是非みんなで世界一になりましょう。よろしくお願いします』。
1人1人が超一流の宝の選手。
それを将の将たる監督が信じ続け、世界一になることを信じ続けたこと、、、自分はここに既に勝利の要諦があったと感じる。約2時間のこの映画を観ていて、苦渋の選択や様々なアクシデントがある中で、トップの思い如何で、結果は変わると感じさせられた。
以前大谷翔平のドキュメンタリー映画で、栗山監督も出演していたが、話すことがやはり違う。
栗山監督は、大谷翔平を日ハムに入団させた際に、『(いついつまでに)大谷翔平をメジャーで二刀流でも超一流のプレイヤーに出来なかったら、それは俺たちの負けだ』という旨の発言をしていた。
野球を愛し、選手を愛し、選手を信じ続ける栗山監督は、まさに将の将たる監督だと痛烈に感じた。
今回2023WBCでの優勝はもちろん栗山監督だけの力ではないことは言うまでもないが、トップの魂の見本ともいうべき、人格者であると思う。
アマプラで今でもやっているが、そこまで野球に興味の無かった(昔は野球中継など観ていたが)自分はこのドキュメンタリー映画で日本の野球やWBCに惹かれるようになった。
恐らく自然に、最後に流れるクレジットを見終わるまで目が離せなかった映画はこの映画だけだ。
このドキュメンタリー映画をまだ観てない方には是非観て欲しい。本当に感動という言葉を超えた胸を強く打たれる魂に火が灯るドキュメンタリー映画だ。