バスフィッシングin 北陸 in Early Summer

その瞬間、「いる」と確信した。

ここは北陸にあるとある場所。北陸で知る人ぞ知るブラックバスなどの生息地だ。

車で移動しながら投げては場所を変え、散々探索して辿り着いたとある小さな水門。

それはふと見てみようと水門の裏を見た瞬間の出来事だった。

とりあえずメガバスF6-67Xにメガバスのバンピーワーム(ソフトルアーという柔らかい特殊な素材で作ったルアー)をピッチング(上から振り下ろすのではなく下から投げるキャストの方法)で水面に被るように生い茂る木々の下に投げ入れる。

着水と同時にラインが横に走る。
バスが食らいついた証拠だ。
「やはりここにはいる」
即座に合わせると、その重みに驚く。
ロッドを左右にいなしながらバスと格闘していく。
既に勝負は決まっていた。
バスには相手が悪過ぎる。
何せロッドはメガバスF6-67X、ラインはフロロカーボンの20ポンド。
車でもバレる(逃げられる)ことはない。

ものの数分でバスは体をバタバタさせて岸の上を跳ねていた。
高い所から釣っていた自分はバスに駆け寄り口に手を入れる。

そして、ガッツポーズをしながら、「よっしゃっ!!」と少し大きな声で叫ぶ。

口から針を外し、名古屋のルアーショップで買ったメジャーで測る。
ジャスト50センチ。

草の上にバスを置き、メジャーをあてデジカメでバスを撮る。
しばし魚体を眺める。
余り日焼けしてない。重く体高もある、太い丸太のようなバスである。
恐らく長い間この場所で餌を捕食していたのだろう。
日の当たらないこの場所はバスにとってはかっこうの棲家になる。
これを求めてこの一帯を探し回っていた。

バスを水面につけて、えら呼吸出来るようにする。
少しするとバスはゆっくりと水中へと姿を消した。

ついに見つけた秘密のハニースポット。
この場所はまず見つかるまい。

今後のバスフィッシングがいよいよ楽しみになった。
これから季節は真夏へと変わる。

とある7月の午前10時の一風景である。

※全て実話です。